2016年5月17日火曜日

マリリンストラザーンを読んで

授業で英国の人類学者、マリリンストラザーンの論文を読んだ。

ああいう論理展開をつなげてある論文を読むと、読解にすごく手間がかかって、同じ次元で話を展開できなくて、大学院にいていいのかなと思ってしまう。

ゼミの後院生室で先輩が「西欧人とは」ってひとくくりにしちゃったりするところがすごいよね。と言っていて、確かにと思った。

ほとんど意味のない文章書いてるな。
その先輩も言っていたが、ストラザーンのそういう英国人的な偉そうな態度には少し疑問を感じるが、彼女の理論は地に足が付いているし、おそらく民族誌的経験から導き出された、もしくは頑張ってひねり出したであろう議論のため面白いんだと思う。

あのくらいの議論をするためにはやっぱり、いろんな本を読まなくてはいけないんだなと、修論計画が全くの白紙の私は思う。

圧倒的に読んでいる量が少ないと日々感じる。学部の時も思っていたけど、やはり賢い人々に囲まれていると触発されますね。環境とはとても大切である。

「君はなにしたいんや?」と聞かれるんだけど、そこに答えが出せない…
だってそれって俺の20数年の人生そのものの質問だし…

いま心の片隅で、フィールドに出れば何か運命的な出会いがあるんじゃないか、運命的に興味をもてる対象を見つけられるのではないかと思っている自分を叱りたい。


2 件のコメント:

  1. 『フィールドに出会いを求めるのはまちがっているだろうか』

    返信削除