2017年6月12日月曜日

くるしみ

胸がこんなにも締め付けられるのはなぜだろう。

本当に胸のあたりの宇宙が小さく小さく、折りたたまれてしまったような気持ち。


いつから、感情に、なぜを問うようになったのだろう


感情はいつからここにあるんだろう。


あの松林で、できるだけ遠くに投げたあの白い粉


ただ単なる白い粉。



松林の向こう側の海で、水と溶け合った、白い粉



悲しくなんかないのに、流れた涙



嬉しくなんかないのに、笑ったあの時




いつでも正直で、水が流れるように、存在できたらなぁ




なぜ理由をつけてまで、地面の上に私たちは立っていなければならないのだろう




なぜ僕はなぜと問わねばならんのだろう



なぜ生きている状態と死んでいる状態があるんだろう




なぜ水は流れていくのだろう。