室生犀星とは金沢出身の作家である。確か犀川のほとりで育ったのでそういうペンネームにしたはず。本人は何度か食うに困って金沢に帰ってるはず。この詩は結構有名だと思ってたけどそうでもないのかな?でも、読むたびにふるさとは戻る場所ではないな、頑張らねばと繰り返し思うのです。
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや
室生犀星
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